避妊に失敗したらすぐにアフターピルを使いましょう

きちんと避妊をしていたつもりでも、何らかの原因で失敗してしまうということは少なくありません。
そんな場合にはついつい慌ててしまいがちになりますが、避妊に失敗したことが分かった後でも妊娠を防ぐことができる薬があります。
それが、緊急避妊剤とも呼ばれるアフターピルです。

アフターピルはあらかじめ飲んでおくタイプの避妊薬ではありません。
避妊に失敗した後に飲むことで妊娠を防ぐ薬であるため、効果が得られるのは一回の性行為についてのみになります。
しかし、緊急避難薬として持っておくことで、予期していなかった避妊の失敗が起きてしまったときにも慌てないで済みます。

アフターピルには、卵胞ホルモンや黄体ホルモンといった女性ホルモンが含まれています。
これらのホルモンが働くことによって、排卵が抑えられたり、受精卵が着床するのを防いでくれます。
100%の確率で成功するわけではありませんが、かなり高い確率で妊娠するのを防ぐことができます。

アフターピルを飲んで避妊ができる確率は、薬の種類によっても違います。
しかし、避妊に失敗したことに気づいた時点ですぐにアフターピルを飲むようにすれば、ほとんどの人が妊娠を防ぐことができます。
また、受精が終わってしまった後に飲んでも効果が得られることが分かっています。

避妊に成功した場合には、ふつう3日から3週間ほど経つと消退出血という不正出血があります。
そのため、きちんと避妊ができたかどうかを後になってから確かめることができます。
ただし、子宮内膜がもともと薄い人では、避妊に成功していても不正出血が起きない場合があります。

アフターピル服用時には、頭痛や吐き気・倦怠感などの副作用が起きることがあります。
これらの副作用は一過性のものであるため、通常はすぐに治まります。
しかし、吐き気の副作用によってアフターピルを吐いてしまった場合には、妊娠する確率が高くなってしまうので注意するようにしてください。

アフターピルの効果が出る限界の時間は?

アフターピルは性行為が終わった後に飲むことで、妊娠を防ぐことができる薬です。
では、アフターピルはいつ飲んでも効果が得られるのでしょうか。
実はアフターピルには使用できる時間におおよその限界があり、それを超えて飲んでも避妊効果を得ることはできません。

アフターピルはあくまでも妊娠を防ぐ緊急避難薬であるため、すでに妊娠してしまった人が使っても効果は得られません。
避妊に失敗したことが分かった後、アフターピルはできるだけ早いうちに飲まなくてはいけないことになります。

アフターピルを使用して妊娠を防ぎたい場合には、ヤッぺ法とLNG法という2つの方法があります。
それぞれの方法で、飲む薬の種類や飲み方は異なります。
しかし、どちらの方法でも、原則として性行為をした後72時間以内に最初の薬を飲む必要があります。
また、最大で使用できる限界の時間は120時間までとなっています。

避妊に成功する確率は、ヤッぺ法とLNG法の場合でそれぞれ異なります。
LNG法の場合には、避妊に失敗してから24時間以内に薬を飲むようにすれば、およそ95%の人で妊娠することを防ぐことができるとされています。
妊娠してしまう確率は、その後時間が経つにしたがって高くなっていきます。

LNG法で24~72時間以内にアフターピルを服用した場合には、避妊できる確率はおよそ84%になります。
また、72~120時間以内にアフターピルを服用した人では、およそ60%になります。
つまり、性行為をしてから3日~5日くらい経ってしまうと、アフターピルを飲んでも避妊に成功する確率は半分ほどに減ってしまうことになるのです。

アフターピルは、正しい飲み方をすればかなり高い確率で妊娠することを防げる薬です。
万が一避妊に失敗してしまった場合には、できるだけ早い時間にアフターピルを飲むようにしましょう。

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